リタイア後、何かが気になって楽しめない日常を送られている方はおられるでしょうか。それは家庭のことでしょうか?それとも仕事のことでしょうか?もしもそれが金銭的なことでなければ、ちょっとした習慣を変えることで『楽に生きるコツ』を掴めるかも知れません。是非ともチャレンジしたいものです。
目次
1. 目先を変えることの大切さ
リタイアして、「さあこれからだ、楽しむぞ」と思っていたのに、毎日の生活の中に楽しみを感じられなくなることがあります。そんな時にはその空間から少しだけでも出てみましょう。するとそこにはちょっと違った景色があることに気づきます。
例えば、部屋の中からベランダや庭に出てみる。または妻のことなど気にせずに一人で出歩いてみる。そうすると自分が何かに囚われ過ぎている、あるいは気を使い過ぎてることに気づきます。その時に「そうか、目先を変えれば良いのだ」と。それがとても簡単なことのように思えるのです。これがひとつの『楽に生きるコツ』なのです。
2. 自分が楽しめるモノを選択することの大切さ
ただ漠然と何かをしてはいませんか。その時に「これは楽しめているのか?」と自問自答してみて下さい。何故なら、無意識にやるのは勿体無いですし、ましてやもう我慢はしたくないものです。周りを気にしない訳ではないのですが、もう誰になんと言われようと自分が楽しめるモノをやるんだという思いを持つことが大切なことだと思います。
そうすると、いつしか、今自分がやっていることが楽しいモノに変わるのです。この心の持ちようの変化は大きいです。毎日、明日が楽しみになるのですから。
3. 魔法の言葉を使うことの大切さ
「おはよう」、「ありがとう」そして「ごめんなさい」は『魔法の言葉』だと思っています。その中でも先ずは「ありがとう」です。どんな些細なことでも誰かが自分のために何かをしてくれたら、すぐに「ありがとう」と伝えるのです。それこそ、1日に何十回も「ありがとう」と言ったら、ものの見事に相手の自分に対する接し方が変わってきます。
そして、挨拶は少しだけ勇気を持って、相手の目を見て、聞こえる声でしましょう。これはお互いに気持ちの良いものです。たまにどうしても謝らなければいけない時もあるでしょう。かと言って素直になれない自分もいます。そんな時には一呼吸置いて「ごめんなさい」と頭を下げてみましょう。
たったこれだけの『魔法の言葉』が何気なく出るようになったら、これも『楽に生きるコツ』のひとつとして身について行くのです。
4. もう今は自由に何でも謳歌出来るのだと思うことの大切さ
現役時代は自分なりにやり切ってきたからこそ、今はその過去に縛られることもなく、やりたいと思ったことを先ず始めてみることです。それこそ、何もかもから解き放たれた自由さで謳歌できます。そのためにも自分自身に箍をはめる行為を極力減らして行くことが必要です。例えば、何かを「定期的にする」と決めないで思いついた時に行動に移すみたいなことですね。他には「〇〇はこうでなくてはならない」と決めつけることも該当しますね。そんな考えをなくすことで自分だけでなく、周りの人たちも楽になって行く姿を感じられます。
時間はいっぱいあると思えることの気楽さ。その上、予定なんかない、だからいつでも動ける。その結果、急な依頼にも応えられて相手の喜びも味わえるのです。
かと言って、ダラダラとした生活ではいけません。自らを律して過ごすことは現役時代もリタイア後も変わるものではありません。ただ責任の度合いが違うだけです。気楽だと思いましょう。
5. 終いに
案外、自己肯定感が自分を楽にさせてくれるので心配は要りません。ありのままの自分に返って、ありのままの自分を認めるって、今、この時期だけにできることかも知れませんね。
そして、考え方も環境もシンプルに、肩の力を抜いて、お日様の暖かさに感謝して過ごせる日常はこれまた格別なものです。更に笑顔と笑い声、感動と涙に溢れた日常を送れたら最高です。そのためにも、先ず自分が変わって行くことが大切なのです。
変化し続けることこそが『楽に生きるコツ』なのかも知れませんね。
今回もここまでお読み下さりありがとうございます。
2023年12月10日 さえき ひかる
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