最近、夫婦間がギクシャクしてるなあとお思いの方おられませんか。それはひょっとしたら知らずに夫婦間で『モラハラ』があるのかも知れません。いつものちょっとした言い合いだと片付けてしまうと大変なことになりかねません。
結婚生活が長いと、いつもの調子で話して気分を害してもそれほど何かを感じることは少なくなります。許してもらってる、反撃はないと思っているのかも知れません。もっとわかりやすく言えば、いつもの習慣みたいになっているのでしょう、口喧嘩だからすぐに元に戻ると甘えているのかも知れません。
しかし、これが旅先だと違ってくるのです。お互いに失敗しないように事前に注意し合うことがあります。それでも失敗してしまう。それが地元だったら「だから言ったのに。でも大丈夫だって言うから。結局、言った通りでしょ」と責めてしまいます。
同じことが旅先で起こったのです。その失敗で二人とも新幹線に間に合わなくなるところでした。色々口に出かけたけれど、先ず新幹線に乗り込んでからだと。その時に気づいたのです。「知らずに夫婦間で『モラハラ』しているのでは?」と。
目次
1.こうして、知らずに夫婦間で『モラハラ』をしてしまう
経験から学ぶ、知らずに夫婦間で『モラハラ』してしまう2つの要因を挙げてみます。夫婦間だから許されると甘く考えないことが大事です。楽しい人生を送れなくなります。
(1) 困っている人に追い打ちをかける行為
上手く行かなくて辛い思いをしているのは妻です。その妻に「だから言って確認したでしょ!」と言いたかったけれど、それを言えば『傷口に塩を塗る』みたいに、更に妻を辛い目に合わせることになります。そう、『困っている人に追い打ちをかける行為』です。
(2) 自分が正しかったと思わせたい行為
最近の言葉で言えば『マウントを取る』行為にも似て、自分が優位な立場に立ちたいがために相手に投げかける言葉です。何故、そうなるのか。それはきっと『自分が正しかったと思わせたい』からなのです。
2, 精神的DV
何とか間に合った新幹線の席に座ってから考えたのです。「何故、追い打ちをかけるように妻を責めようとしたのか」と。それはもしかしたらこれって『知らずに夫婦間でモラハラしていた』のではないかと気づいてショックを受けました。優しさが足りなかったでは済まされないことなのだと。
『モラハラ』は『精神的DV』とも言われるそうです。何気ない会話だと思っていてもそれが習慣になっていたとしたら、それは間違いなく『DV』ですよね。本当に知らずに相手を苦しめていたとしたら、こんなに不幸なことはありません。なんて可哀想な目に合わせて来たことか、否、まだ他にもあるはずだと探しながらも『余裕』を持って相手に接することの大切さに今更のように気づいた自分です。
3. 終いに
色々な事情を抱えたご夫婦が大半でしょうが、好きで結婚した相手なのだから、再度、次のようなことを意識して接して行きたいですね。
① 困っている相手に追い打ちをかける場合じゃない。助けるのです。
② 自分の正当性を主張しない。黙って堪える姿を相手は認めてくれる。
③ 相手の言葉をすぐに否定しない。その余裕で相手は自分の間違いに気づく。
そして何と言っても、仲直りの第一歩はやはり『ありがとう』の言葉かけです。そうなのです。なんでもないようなことでも何かしてくれたら「ありがとう」と声をかけるのです。この言葉が徐々にお互いの心のしこりをほぐしていきますよ。ぜひ、意識してみて下さい。
自分の場合はこの歳でもまだ気づけたから良かったと思っています。でも習慣を変えてやり直すのに遅いということはありません。そうして『新しい生き方』を見つけて『人生100年時代』を楽しいものにして行きたいですね。
何歳になっても理想を追求していたいものです。
今回もここまで読んでくださりありがとうございます。
2023年10月15日 さえき ひかる
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