この夏、同窓会が開催された方はおられませんか。久しぶりの再会で友との会話も進んだことでしょうね。束の間の時間が過ぎ去り、別れの時に交わした言葉はどんなものでしょうか？ちなみに個人的には『史上最高の同窓会』を経験したと思っています。
中学校の同窓会は4年に一度、オリンピックの年に開催されます。いつの頃からかそうなったのですが、今回で多分12回目です。残念ながら前回はコロナで中止になりましたから8年ぶりの同窓会となりました。確かにこの年齢での8年は大きいですね。残念なことに、ちょっとわからない人もいました。
同窓会は誰かと比べて安心したり、勝った、負けたとか思う日ではありません。成果を上げている友を讃え、健康を喜び合いながらも亡くなった友を追悼する日でもあります。そして友を通じて、その生き方を学ぶ日です。しかも、気安い友だからこそ何でも聞けます。さらに飾ることなく素のままで過ごせる貴重な時間なのです。そして『これからどう生きるべきかを教えてくれる日』となり、気安く「俺はこれからこう生きる」と宣言する日にもなるのです。
「明日が楽しみで仕方ない！」そんな日々を過ごした経験はありますか？
目次
1. 故郷に向かう
待ちに待った同窓会当日です。故郷に向かう車窓の景色が徐々に山奥に向かい、この単線を走るディーゼルの音が次第に大きくなります。何と言うのでしょうか、この感覚は。多分、眩しいと言うのが一番合っているかなと感慨に浸りながら友の待つ故郷に帰って来ました。
2. 懐かしい友の顔
会場に着くと、「こんにちは。お久しぶり！」と声をかけながら一人ひとりと握手を交わしていきます。そして自分よりも遅く来た友にはこちらから声をかけ握手をします。お互いに歳はとっても中学時代と変わらぬ多くの笑顔です。中には思い出せない友もいます。申し訳ないから、それとなく近くの友に聞いて確かめます。そして安心して大きな声で名前を呼び、握手です。
そして、一気にあの頃に戻ります。
3. ファーストネームで呼ばれる心地良さ
中学校を卒業してからは忘れていた『ファーストネーム』で呼ばれることの何と心地良いことでしょう！ はたまたニックネームで呼び合うのもきっと同窓会の楽しさでしょうね。さらに当時の下級生が羨むほど男女の仲も良かった私たちでした。それだけでも『最高の同窓会』が始まるのですが、今回は更に出席できなかった友を含めた近況報告に時間を割き、全ての出席者に光を当てた会となったのです。
現在、友がどのような生活を送っているかは気になるところです。それに合わせてどのような生き方をしているかを知るのもこれからの人生にとって、とてもありがたいことなのです。しかも『ファーストネーム』で呼び合って育った友が、今は人生について語り合っている、この光景の何と輝かしいことでしょう！
しかし、フィナーレはあっという間に訪れるのです。
4. 再会を誓うハグ
一生懸命に段取りをしてくれた幹事の挨拶が終わると、大谷翔平ではないけれどメジャーリーガーやオリンピック選手並みに全員と『ハグ』して再会を誓うのです。もちろん私にとっては初めての経験です。やはり、同性のほうが力一杯ハグ出来て、しかも語る言葉も熱かったように思います。
これは、特に再会と別れを含めて『史上最高の同窓会』だったと確信するのです。
5. 終いに
『同窓会ロス』と言うべきか、あの瞬間が本当にあったのだろうかと感じる翌日です。でも遠い道のりを帰って来て良かったと思える1日でした。
お蔭様で新しい生き方への道筋がまた見えて来たように思うのです。驚いたことに80％の友はまだ現役でした。やはり、幾つになっても新しい人生への挑戦は続けなければなりません。もちろん、自分自身もこれからの目標を宣言して別れて来ました。
こうして、同窓会の散会と同時に『新しいステージ』に向かって歩み始めるのです。そもそも、こんな『刺激』と『やる気』を与えてくれるのが『同窓会』なのです。どうか、皆様も前向きに『同窓会』に参加されたらいかがでしょうか。歳を取るほどに参加したいものです。
今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます。
2024年8月20日 さえき ひかる
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