『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』が思い起こさせてくれる

春の東京スカイツリー
『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』が放映される (2024.04.06)

 皆様、4月6日に放送開始された『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』「東京スカイツリー天空の大工事〜世界一の電波塔に挑む〜」をご覧になられましたか?以前のプロジェクトXから18年を経て復活しました。結構、ファンの方も多いのではないでしょうか。久しぶりのプロジェクトXは如何でしたか?

 嬉しいことに、私の現役時代の会社がプロジェクトXに紹介されたこともあり、今回の『新プロジェクトX』を楽しみにしていました。同じ建設会社の紹介だったので、若き日を思い出すことで元気をもらい、色々な思いに浸りました。今までは気づかなかったのにそこには思い起こさせてくれるものがありました。

 失敗したくない “決断に迷った時の思考法”

 チャンスをものにする『3つの習慣』

 

目次

  1. それぞれの立場の想い
  2. 一人で出来るものなどありはしない
  3. 何が彼らを動かすのか
  4. 最後に得られるもの
  5. 終いに

 

1.それぞれの立場の想い

 あるプロジェクトを完成させるためにはそれぞれの立場の人たちの想いを理解した上で、束ねて行かなければなりません。

  • プロジェクトを統括する立場
  • 計画する立場
  • 施工する立場
  • 材料を製作する立場

 ここでは語られなかった、もっと多くの仲間たちの想いがあったことも忘れてはなりません。各立場の方が、実際には個々に悩みを抱えて戦っているのです。なんか、建設業で言えば、元請けだけが頑張っているみたいな。そんなことはないのです。特に新しいことに挑戦する時はそれぞれの立場で課題を見つけ解決しているのです。その姿は変われど、各立場の課題の深さに驚かされるのです。そして何もかも任せっ放しではそのプロジェクトは完成しません。それが統括に求められていることです。

 それぞれの悩みや想いに寄り添う仲間が創る世界

 

2. 一人で出来るものなどありはしない

 当然のことなのでしょうが、一人で出来るようなプロジェクトなんてありません。そんなことを再認識させてくれるのがこの新プロジェクトXなのだと思いました。個人個人のスキルを束ねて同じ目標に向かわせる。その総合力を最大限に発揮させる。それこそが大型プロジェクトの醍醐味なのです。

 しかしながら、どんな仕事でも個々の熱い想いがあってこそなのです。それは世界一の構造物を作るということかも知れません。その見方は違うかも知れませんが、仲間のために、先輩のために、上司のために、トップのためにそしてお客様のためにと考えることで頑張れるのです。勿論、「自分のために」は大事です。

 

3. 何が彼らを動かすのか

 それは、あれだけのプロジェクトになると経験のないことに挑戦するという想いだと思います。経験のない挑戦は得てして今までにはなかった力を発揮させるものです。間違いありません。挑む姿勢がまた一つ成長させてくれるのです。

 そのほかには『家族の愛』もあるだろうと思います。家族に対する責任もあるでしょう。しかし、他人には見えないところで「人はそれぞれ事情を抱えて生きている」のです。その事情と折り合いをつけながら戦っているのです。

 誰だって、人には話せないことがある

 

4. 最後に得られるもの

 それはズバリ『達成感』ですね。変な話かも知れませんが、この『達成感』さえ感じることが出来たら、どんな仕事でも苦しみを乗り越えて行けるものだと思っています。その苦しみさえも楽しさに変わって来たら、もう怖いものはありません。必ず成果に繋がるはずです。

 更には周りの方々からの『感謝』でしょうね。これほど嬉しいものはありません。どんな仕事も『感謝』を感じられたら頑張って行けます。

 

5. 終いに

 この新しく始まった『新プロジェクトX』を身終えて技術者だった自分として再認識したことがあります。それは「構造物は完成してからは勿論のこと、施工中であっても想定でき得る災害に耐えなければならない」ということです。それはいつ何時も『危険予知』をして行動することでもある訳です。東日本大震災の時に、あのゲイン塔の支えがなかったらどうだったかと考えてしまします。

 この番組を通じて、私たちの日常生活にも繋がることがあることに気づくはずです。そうです、私たちも挑戦して行きましょう

 今回もここまで読んで下さりありがとうございます。

2024年4月10日     さえき ひかる

コメント

  1. 武田の赤備え より:

    通りすがりでございます。新プロジェクトⅩ放送にあたり、ロータリーエンジンに挑んだ松田
    の話が少し放映されました。ナレーションで「技術者は苦悩した~」との発言があった時
    車のエンジンを研究している息子が「そんなテーマ選ぶからだよ」ってかそれを言っちゃ
    お終いよ。

    • ひかる ひかる より:

      武田の赤備え 様
       
       コメントを書いて戴き、ありがとうございます。私が初めてロータリーエンジン車に乗った時には、あの静かなエンジン音での加速力にとても驚いたことを鮮明に覚えています。発想段階では、多分『夢のエンジン』だったでしょうね。
       息子さんの気持ちも理解できます。
       ありがとございました。   さえき ひかる

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