昨今の多発する闇バイト強盗事件で不安を抱えてる方も多いのではないでしょうか。今こそ、防犯活動にも力を入れている自治会や町内会の一員として、自分たちで我が町を守っていく姿勢が求められている時です。
特殊詐欺事件は今でも毎日のように報道されていますが、次第に慣れっこになってきてはいないでしょうか。「自分は大丈夫」と思っている方も多いでしょうが、そこへ、闇バイト強盗事件の報道が重なり、私たちを恐怖に陥れています。
特殊詐欺事件は地域活動での対応は難しいと思われますが、強盗事件に関しては地域活動で防犯対策が取れるのです。今まさに対応中の町内会のリアルをお届けします。
目次
1. 強盗事件の特殊性
私たち一般人がその強盗の特殊性について意識することはただ一つ。
『どの家も狙われている』ということです。
そこから実際に強盗に入る家を決める為に必ず『下見』が行われています。住居周辺に見知らぬ人を見かけるようになったり、何の関係もない人が訪ねてくるようになると要注意です。
こうして実際に不穏な空気に触れればまだ良いのですが、普通は何も知らずに過ごしているのが現実です。
※政府広報オンライン「住まいの防犯対策」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/1.html
2. 地域での対処方法
先ずは各家庭の玄関や周辺に防犯カメラを取り付けることでしょう。車のカメラも性能によっては有効です。出来れば毎日、少なくとも1週間に一度は録画を確認することが大切です。下見をしているその行動が全て、各家庭の防犯カメラや車載カメラで撮影されているからです。
ここで不審者を発見したらすぐに地域に連絡し、警察にも報告します。その連絡を受けた自治会や町内会では今や瞬時にSNSで注意喚起が行われます。そうすると各家庭でもカメラの確認が行われて、「我が家も、我が家も」と広がっていきます。それがまた警察に報告されて巡回が始まります。勿論、地域でも昼間から巡回による防犯活動が展開されます。そして見知らぬ人に対しての声掛け運動も始まります。総じて、住民同士の挨拶が多い地域は強盗も下見がし辛いそうです。
3. 今こそ、自治会・町内会の意義を示せる時
そのためにも自治会や町内会に入会していない方は、すぐに会費を納めて入会をお勧めします。こうした不審者情報や事件を共有できるようになります。逆に自治会や町内会の役員は、今こそ自治会費や町内会費徴収のチャンスかも知れません。このように大きな事件が多発すると、自治会や町内会の存在意義を見出せます。催物だけでなく、防犯対策としての組織活動はその地域の安全を自分たちで守っていくという意識変革にも繋がります。
現在では『強盗』だけでなく、依然として『点検商法』による『リフォーム詐欺』が横行しています。特に独り住まいの方を守ってあげるためにも地域の素早い連絡網は大切なシステムです。そのことが、併せて『特殊詐欺事件』の防止にもつながるのではないでしょうか。
4. 終いに
今も私の地域では用心が続いています。こんなに身近なところで不審者情報が続くとなると、全国至るところで『下見』が行われているのではないかと思わざるを得ません。非常に怖いことです。警察もこのような情報の対応だけでも人手が足りなくて、充分に巡回ができる状況ではなさそうです。
だからこそ、自衛手段は必要なのです。この機に、自治会や町内会の活動を見直しながらも、地域のみんなの為に情報が共有されて不幸な目に遭う人が出ないようにしていくことが急務です。
一方、色々な考えもあって入会しなかった住民の皆様も今一度、自治会や町内会の意義を考え直してみたら如何でしょうか。一人の入会がまた新たな活力となって、防犯に強い地域へと変わっていけるはずです。
“ 今がその時です! ”
今回もここまでお読み下さりありがとうございます。
2024年11月20日 さえき ひかる
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