パリオリンピックで睡眠不足の方は多いのではないでしょうか?それなのに残念ながらオリンピックは感動だけでなく、バッシングによる人の醜さも映し出していますね。その事象はどちらかと言うと、オリンピック選手の間ではなく、観衆からのものです。しかも、結果だけを見て、何の関係もない人がオリンピック選手や審判員に対しての誹謗中傷を繰り返しているのです。
たとえ「選手の皆さん、何があったのか事実を知らないそんな人の言葉は無視しましょう。」と声高々に叫んでも、選手自身が自分の成果に酔いしれている時に、あるいは悔しさに慟哭してる時にも、胸を刺す言葉となって襲って来るバッシングは無視できないのです。
もっとも、オリンピックはドラマのクライマックスシーンを見ているようなものです。それは一つひとつがドラマの1シーンみたいでありながらも強烈な印象を与えてくれる世界でもあります。しかし、その裏に隠されているドラマを観衆は誰も知りません。否、知ることも出来ないでしょう。何故ならば、壮絶な練習と怪我や故障との戦い、諦めかけた時もあるこれまでの長い道のりはその選手を思いやることでしか見えては来ないからです。
本当にオリンピック出場に至るまでの道のりを知ったならば絶対に批判なんて出来ないのが普通なのです。いかにオリンピックに出場することが大変なことか!それは審判員だって同じです。それ故にさらに褒め称えるのが本来の観衆なのであり、バッシングなんてもってのほかです。
さらには勝っても敗者をリスペクトする勝者。反対に負けても失意の瞬間を一瞬で乗り越え、勝者を笑顔で讃える敗者。このようにオリンピックはそんなスポーツマンシップを垣間見れる世界なのです。だからこそ、そこにはオリンピックから学ぶ新しい生き方へのヒントが隠されています。
「明日が楽しみで仕方ない!」そんな日々を過ごした経験はありますか?
自分の人生を汚してはならない “ 自身を律する3つの約束 ”
目次
1. オリンピックが世界に与えてくれるもの
- 世界の多くの人々に同時に感動を与えてくれる
- 選手と観客の喜怒哀楽の表情が世界の人々の共感を同時に呼ぶ
- 国の代表、国を背負っている姿とはどんなものかを見せてくれる
- どの会場にもとんでもない観客が入っている
- 世界には色々な人々がいることを知る
- 勝ったと思った瞬間に負ける
- チームプレーの大切さを教えてくれる
- リザーブや指導者、練習パートナーを含めて全員で戦っている
- 激闘、死闘、力尽きるまで戦う瞬間を知る
- 敗者も美しい
- 恐怖との戦いがあったことを知る
- ノーミスの演技を知る
- 悔しい涙があり、美しい涙がある
2. もしも自分がオリンピック選手だったら
- この日までどれほどの重圧に耐えて来たのか知るまい
- どれほどの時間をこの日のために使い、多くを犠牲にしてきたか
- 諦めた瞬間に負けるということを知っている
- 力尽きる瞬間を経験したことがあるか
- オリンピック選手でなければわからないと自覚する
- 誹謗中傷は覚悟しているが、何も知らない人に言われたくはない
- 負けたことが良かったと思える日まで戦い抜く
- 現実を受け止めることが出来ないなんて経験したことがるか
- それでも子供達がオリンピアを目指してくれる
3. これからの人生をどう生きるか
- 小さな時に刺激を受け、目標に向かって突き進んで来ている
- その想いをサポートする人たちがいる
- 崖っぷちから蘇る瞬間がある
- 攻め続けなければ負ける
- 守ろうとしたら負ける、耐えるのだ
- 人は皆、失敗や敗戦から勝利を手にいれる
- 苦しい時こそ、笑顔で
- この瞬間を世界中の人々が一緒に見ることが出来たらどんなに良いか
- 今、この瞬間に生きていることへの感謝
- そこには『新しい生き方へのヒント』がある
4. 終いに
もし予選敗退であったとしても、はたまた棄権したとしても選手は国の代表として物凄い重圧を背負って戦いに来た選ばれし人たちなのです。
一方、多くの人々はオリンピックに出場することも直接見に行くことも出来ません。だからこそ歓喜に包まれるのです。しかしながらメダリストだけに焦点を当ててはいけません。それに加えて国を代表する出場者全員の栄誉を讃えることを忘れてはなりません。
どうか選手の皆様、堂々と帰国してください。勿論、私たちは大きな拍手で皆様をお迎えします。
そして『感動をありがとう!』と伝えます。
どこにもオリンピック選手を批判できる要素なんてありません!
今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます・
2024年8月10日 さえき ひかる


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