令和7年「歌会始」は衝撃的でした!

見上げればこの景色
空を仰ぐ   『歌会始や お題「夢」なり 涙する』

 令和7年「歌会始」をご覧になられた方。如何でしたでしょうか? お題である『夢』を詠いながらも、その奥にある何かを感じませんでしたか?

 私は初めてこの「歌会始」を見ました。毎年のように「歌会始」で詠われた天皇皇后両陛下の御歌みうたの紹介をニュースでは聞いていましたが、LIVEで見るのは初めてだったのです。少し情けない気持ちにもなりました。今まで、日本の宮中文化の行事がどのように行われているのかを知らなかったことに対してです。

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 それはそれはとても厳かに進行していきます。鎌倉時代から続いているようですが、現行の形式は明治2年から始まったと聞きました。

 「選歌」の中には『愛』を感じさせるものもあって、古の和歌を思い起こさせてくれます。高校生の歌もあり、ゆったりと若い方から順番に進んでいくのも感じるものがあります。その一般の方の歌もグッと来るものが続くのです。

 最後に詠われた『御製ぎょせい』は天皇陛下らしいという言い方は大変失礼でしょうが、本当に心から広く国民のことを思われているように感じて胸が熱くなります。根底にある「世界平和」を祈られているお姿を感じさせてくれます。

 一番、心を打たれたのは皇后陛下の御歌です。皇后陛下だけは最初から最後までずっと笑みを浮かべておられました。それがとても印象的でした。その中で一番この『夢』の御歌は最後にグッと来るフレーズがあるのです。

 「・・・かの日々の夢」の中に現在のようなお姿があったのだろうかと思ってしまうのです。御成婚されてからのその後の歩みを見ていますと、そう思わずにはおられませんでした。しかし、今日の歌会始の皇后陛下の笑顔に救われたのは私だけでしょうか。この笑顔がずっと続かれますようにお祈りしております。

 さあ、心に残る歌会始の参列者のお姿と共に一般の方々のあの佇まいを見てしまうと、なんか、挑戦欲をそそられませんでしたか? 一度、あの式典に参列したい気持ちになりますよね。間違いなく全ての人にチャンスはあります。あとはやるかやらないかです。

 幾つになっても挑戦し続けることの大切さを感じている今日この頃です。是非、皆様も如何でしょうか。2026年のお題は『明』です。

 今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます。

2025年1月22日     さえき ひかる

 

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