平日の朝、スポーツクラブや図書館、電気店にパチンコ店などの開店に併せて多くの方々が入っていく光景を見られることはありますか。午前10時の光景も様々です。
それはウオーキング中の出来事です。「そうだ、ちょっと電気店に寄ってみよう」と開店直後のお店に入ろうとしました。すると、何ということでしょう! 同じような格好をした同世代の男性が3方向から5m間隔で入って行くシーンに三番目として遭遇したのです。もしも第三者がこの光景を見ていたらと、思わず笑ってしまったのです。店内へと続く通路の椅子にこれまた同じような人が座っています。そして店内にもパラパラと。「みんな何しているんだ、こんな時間に」と笑いを堪えて呟いていました。
これが午前10時の光景です。今から20年くらい前の平日の朝、スポーツクラブのシャッター前に10数人の高齢者が待っていた光景を思い出すのです。その時にはただその光景に驚くだけで深い感想もなかったのですが、今となっては色々と考えさせられてしまいます。
「これで良いのか高齢者!」
「明日が楽しみで仕方ない!」そんな日々を過ごした経験はありますか?
“ LIFE SHIFT ” 挑戦中に気付いた守られている実感とその重要性
目次
1.「午前10時の光景」絶賛!
笑ってしまうような光景ですが、見方を変えればそれはそれで絶賛すべき姿があります。
- そこへ行こうとするその意欲
- 早めにいって待つ姿勢
- 継続していること(推測)
- 家に閉じこもっていないこと
- 目的を持っていること
- 計画的であること(推測)
2.「午前10時の光景」それぞれの事情(推測)
これで良いのかと思ってしまいますが、そこには高齢者ならではの事情が見えてきます。
- 家に居場所がない
- 誰かと話したい
- 他にすることがない
- 電気代節約
- そこが好き
- ひとりが好き
3. 終いに
実は自分自身が「これで良いのか高齢者!」と問いかけながらも自問自答しているのです。確かに高齢者が増えたように思います。勿論、自分もその一員ですが、『人生100年時代』を迎えた今日では、先はまだまだ長いのです。周囲の仲間と同じような人生を送るのも良し、ちょっと違うリタイア後の生き方をするのも良しです。
ただ、余程好きなことでないといくら夢中になっても長続きはしません。ならば次から次へと興味を持った学びや遊びや観光に元気よく挑戦してみたらいかがでしょう。出来れば今までに経験のないことにチャレンジすることでまた脳も身体も活性化すると信じています。そうすれば、そこに『明日が楽しみで仕方ない日常』が待っていてくれるのではないでしょうか。
一度きりの人生です。今だからこそ出来る新しい生き方を楽しみながらして行きたいものです。
今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます。
2024年7月5日 さえき ひかる
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