あの人は本当によく気がつくなあと思われることって結構ありませんか。ひょっとしたら、人生はその『気づき』で決まるのかも知れません。
それには相手のことだけでなく、自分のことにも気づく感覚が求められます。さらに自分たちを取り巻く環境や更新された情報などに気づく洞察力も必要でしょう。
もちろん、知識があることは大切なのですが、知識があることと『気づき』は違うものなのです。果たしてそれは生まれつき備わっているものなのでしょうか?
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目次
1. 『気づき』とは
小さな子供は何でも見つけると質問をしてきます。その中には大人が気づかなかったり、見逃していたことも多くあります。どうしてこんなことにまで気づくのだろうみたいなことも沢山あるのです。ちなみに大人との違いは、見つけることもそうですが、それを声に出すということでしょうか。
そんな子供の観察力や疑問に対する言葉を認めながら、気長に接してくれた親がいる子と、それこそ「黙ってなさい」と遮られて育った子とでは、その将来は大きく異なったものになると容易に想像できます。もしも私たちに「あの人は本当によく気がつくなあ」と感じる人がいるとしたら、その人は何でも疑問を持ち、それを言葉に出しながら育って来た人ではないでしょうか。
そうなのです、『気づき』とはその子供の成長の延長線上にあるものなのかも知れません。いつしか自然にその観察力も洞察力も疑問に対する言動も育っていて、時に周囲の人たちを感心させる人になっているのです。
しかし、大人になってからでもそんな気づく人になりたければ、いくらでも成れるのです。ちなみに感覚を研ぎ澄ませば多くのものが見えてきます。さらに、今まで見えていなかった自然や建物や人の言動、それこそゴミまでも気づくのです。でも、それを言葉に出すか出さないかが分かれ目なのです。もちろん、中には声を上げずに人知れず行動に移している人もいるでしょう。
『気づき』とはただ気づくだけでも尊いものがありますが、やはりその『気づき』を何らかに生かして行くことで初めて人生に影響を与えて行くのです。
2. その『気づき』が教えてくれるもの
『気づき』が最初に与えてくれるものは何でしょうか? それは『喜び』ではないでしょうか。何でも初めて触れることには『喜び』を感じるものです。そうは言っても、逆に『悲しみ』を抱くこともあるかも知れません。しかし、その『悲しみ』に気づくことでその誰かに寄り添うことができる可能性が生まれます。『気づき』は良いことばかりではないかも知れませんが、その気づいた喜怒哀楽から新しく求める方向へ進むことができるのです。
そして『人生は気づきで決まる』のではないか、ということを教えてくれます。
3. 行動に移すことで『気づき』が生きてくる
私たちは誰でも色々なことを考え、思いつき、知ることが出来ます。ただ、何がその人の生き方を変えて行くかと言えば、その思いをどれだけ行動に移して行くかではないでしょうか。しかし、いくら気づいても何もしなければ、その『気づき』は自分にも他人にも何かを与えることはできません。つまり、『気づき』は次の行動に移してこそ、生きてくるのです。ひいては『人生は気づきで決まる』ということを教えてくれます。
4. 終いに
いつもは見逃していた花があることに気づく、今夜は満月だということに気づく、人の優しさに気づく、他人の『気づき』に気づく、さらには自分の心の中にあるものに気づく、そんな『喜び』を多く感じる『気づき』もあれば、落ちているゴミに気づく、噂話に気づく、他人の変な行動に気づく、危険な状況に気づくというような、『悲しみ』や『恐怖』を感じてしまう『気づき』もあります。
しかし、誰か困っている人に気づいたら、穏やかに直接声をかけて上げたい。誰かが見落としそうなことに気づいたら、要らないお世話だと思われても伝えて上げたい。さらに友達が失敗した時の表情を見逃さずに気づいたら、優しく声をかけて上げたい。
もちろん、相手の自分に対する想いには善かれ悪しかれ、気づいて上げたいものです。むしろ、これこそ大きく人生に影響するかも知れません。
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このように『気づき』は次の行動に移すことで、問題解決や人に寄り添うことができます。そして、その行動はあなた自身の人生を変えて行くのです。
今回もここまでお読み下さりありがとうございます。
2024年7月30日 さえき ひかる


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