今までに自分の決断で失敗された方はおられませんか。いつの時も念頭に置きたい『決断に迷った時の対処法』をご紹介します。
ある著書から引用させて戴くと「『判断』とは、過去の事象について検証すること。『決断』とは、未来の事象について方向性を打ち出すこと」とありました。そうなのです。決断する時には過去の経験から判断して決めがちですが、決断に迷った時には色々な方向性が出てきて、その中からある一つを選択して行くことが多いのではないでしょうか。
しかし、「どの決断が正しいか」といった観点で決断すると大きな間違いに至らず、且つ、時には最高の結果を導くことが出来るのです。
最終的には『王道』の考え方か」を自問自答することなのです。
それでは場面ごとの決断に迷った時の思考法についてご紹介します。
目次
1. 業務上
顧客先などで上司がそばにいなくて決断に迷った時には、先ずはその決断が会社のためになっているか、その先の株主や社会のためにもなっているかという観点が必要です。それでも悩みます。そんな時こそ、「もし上司だったらどう決断するだろうか」と考えれば自ずと答えが見えてくるものです。それでも無理ならば「その上の部長だったら」、最後には「社長だったら」で思考を巡らせば、ほぼ間違いのない決断に至るはずです。
案外、往々にして自分だけの判断で返事をする内容と上司だったらの観点での決断は違う場合が多いものです。自分の決断の正しさを確認する上でもこのような思考法ができるようになると自信に繋がってきます。
2. 人生の選択
大袈裟な人生の選択ということではなく、ちょっとした生活上の決断は結構あるものです。そんな時には、自分の決断を第三者的に捉えて、80%以上の確率で賛同が得られるものにしましょう。五分五分ではダメです。大きな視野で捉えることが望まれるのです。
得てして、自分の小さな尺度で決断しがちになります。そんな時こそ、兄弟姉妹や父母または祖父母の顔を思い浮かべることがプラスになるでしょう。「決断には必ず正解がある!」と思うことです。動きながら考えていると「これだ!」という決断に出会えます。多分、その結果は良い方向に向かっていくはずです。
3. 挑戦
色々な決断の中でも『挑戦』は別です。あなたがトップの場合もそうですね。自分が信じた道を決断し、進めるのみです。この場合は反対者が多くても信じて決断することが大切になります。それこそ「一人でも賛同者がいたら決断する」で良いのかなと思います。賛同者が多い決断は正解や大きな成果には結びつかないのも歴史が証明しています。
4. 終いに
今までの人生でも何気なく決断したことはあったでしょう。それでもいつの日か「いつまでも先輩や上司に判断を委ねてはいけない」と思うようになるのです。それからは上記のような思考法に基づいて決断していけば大きな間違いには繋がらないはずです。勿論、何でもかんでも自分一人で決断する必要はないのです。『報・連・相』はどんな時にも求められます。
更に踏み込んで決断する時にはそれが「『王道』の考え方か」を自問自答すれば、間違うことのない決断に至ります。
今回もここまでお読み下さりありがとうございます。
2024年3月25日 さえき ひかる
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