ちょっとしたストレスの解消法 “ 歩み寄ることの幸せ ”

寄り添う夫婦
お互いに歩み寄ることでストレス解消を

 最近、日常を夫婦で過ごすようになられた方はおられませんか。今までにはなかった違和感を感じていませんか。ちょっとしたストレスの解消法は相手に合わせることではなく、こちらから歩み寄ることで解消されることに気づくはずです。

 人間関係におけるストレスは二人以上で過ごすから感じるのでしょうね。自分以外の人がいることで感じるストレス。いくら愛する人とでも考えや習慣の違う人といると嫌だと感じる瞬間はあるでしょう。しかもそれがいつもそばにいる家族だったら余計にストレスとして感じてしまうかも知れません。それが証拠に独身時代や単身赴任時代の生活において日常的なストレスを感じた記憶はありませんから。

 そんなちょっとした人間関係のストレスの解消法として、歩み寄ることの大切さについて記します。

 夫婦の関係性に向き合い、乗り越えて行くリタイア後の “ 道 ”

 夫婦間のギクシャクを解決したいあなたへ

目次

  1. 気付いていないストレス
  2. ちょっとしたストレスを感じる要因
  3. 相手に合わせるのではなく歩み寄ることの大切さ
  4. 終いに

 

1.気付いていないストレス

 自分が昼間は会社に行き、妻と一緒にいる時間が少ない時にはそれほど感じなかったものが、『 3rd Stage 』(リタイア後)に入って平日でも妻と過ごす時間が多くなると、毎日の習慣がこんなにも違うのかと驚くことがあります。

 例えば、朝起きてから最初に何々をする。朝食の前と後の過ごし方はこれが良い。お湯の沸かし方や食器の洗い方、冷蔵庫の中の整理の仕方はこうして、部屋やお風呂の掃除や洗濯の仕方はこうする、というように毎日の生活習慣の違いを数多く感じるようになるのです。

 その違いに気付いたある日、いつもの所においてあるゴミ箱の位置を替えてみたらなんていうことでしょう。動線がスムーズになって気持ち良いのです。その時に「あー、これってストレスになっていたんだ」と気付くのです。このようにあまり気にしてなかったけれど、変化させることでスッキリと感じるようなことってありませんか。それが気付いていないストレスなのです。自分の感覚を上げていくとそんな気付いていなかった『ちょっとしたストレス』を感じるようになります。

 

2. ちょっとしたストレスを感じる要因

 それは家事何十年のベテラン主婦とど素人の違いによる明らかなものはそれほど気にならないのです。しかし、やがて主婦の動きがわかるようになるとどうしても自分の方が正しいのじゃないかと思うことが増えて来るのです。馬鹿みたいに「経験がないからこそ気付くのだ」なんて妻に向かって生意気な口を利いたりします。そうすると「10年早いわよ」と言い返されます。これには閉口したり、大笑いしたりです。

 いずれにせよ、今まで妻任せの家庭生活の中に口を挟むようになると、『ちょっとしたストレス』を感じるようになるのです。勿論、妻もそうなのだと思います。こちらの方が良いとか好きだとか、何故こんな所に置くのかとか、片付けたら良いのにとか、とお互いに言い出すのです。何度言っても変わらないとか、それはやっぱり変だよとか口にすることが、もう『ちょっとしたストレス』に繋がっていくのです。ですから知らないうちに自分で直したりして気持ちを沈めるのですが、そしたらあちらも気付いてまた繰り返しになります。

 つまりは自分の好みや私の方が正しいと思ってその通りにしたくなるのです。そうなのです、自分ひとりでは生じない新たな悩みが『ちょっとしたストレス』となっていくのです。

 

3. 相手に合わせるのではなく歩み寄ることの大切さ

 そこで、これからもずっとこうして小さな不満を抱えながら一緒に生活していくのかと思い始めた頃にブログを書き始めました。それでタイトルにもあるような『新しい生き方』というものを意識し始めたのです。

 何か気になることがあった時でも、「そうだ、これは危ない事でもお金がかかる事でもないから、後から参入したような自分があまり指摘してはいけないのだ。それよりも自分が歩み寄れば良い事なのだ」と気付かされます。相手に合わせるのは自分を犠牲にする感じがありますが、歩み寄るのは相手を思ってのこと。だから実質は合わせている行為であっても心の負担は感じないのです。自分が歩み寄って決断した事だからです。

 不思議なものですが、自分が歩み寄ることで妻のストレスがなくなるだろうと思うことに幸せを感じるのです。相手は知らないのに相手のストレスを減らしてあげるために動くその行為を妻がいつ気付いて口にするだろうかと楽しみにもなります。些細なことには自分から歩み寄っていくことで相手の行動とかが気にならなくなります。それこそ『ちょっとした幸せ』を感じたりするようになるのです。

 そしてそのストレス解消法が、笑顔と笑い声の多い家庭を作ってくれます。

 

4. 終いに

 『ちょっとしたストレス』を感じてしまう意見の相違など、何でもないような事を歩み寄ることで解決出来たら、きっとそれはより大きなストレスの解消にも繋げられるのではないでしょうか。それがまた『新しい生き方』にも繋がっていくと感じています。何も『新しい生き方』とは大きな変化を言うのではありません。先ずは小さな変化に挑戦して成功体験を重ねることで、いてはそれが大きな『新しい生き方」となるような気がします。

 今回も終わりまでお読み下さりありがとうございます。

2023年7月10日     さえき ひかる

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