長いこと少子化について議論されて来ていますが、自分の周りでも未婚者が多いと実感されている方は多いでしょう。国を挙げての施策だけでなく、並行して「先を生きている私たち」にもできることがあるのではないでしょうか。
それは、現在の若者にとっての未来の姿ではなく、「先を生きてる私たち」として、若者に希望や憧れを持ってもらえるような存在になることが求められているのではないでしょうか。
目次
1. 自分たちにできること
唐突ですが、「救われた人は救う人になる」というキャッチコピーを耳にしたことはありませんか。何故かしら、この言葉を思い浮かべると本当にそうであって欲しいと思ってしまいます。
今、生涯未婚率が上がったと言われていますが、それでもまだ結婚する人は多いでしょう。でも、パートナーを持たずに一生を終える人も増えてくるでしょうね。要は自分にあった、自分が求めている人生を送れれば良いのですが、何故こんなにも未婚者が増えて来ているのでしょうか。
もちろん、誰かのためにという思いで、自分の人生を決めることがあるかも知れません。しかし、その結果を国の施策のせいや、両親や身内のせいにすることは出来ません。やはり、自分として望まない行動は後悔することになります。
しかし、実際には明確な理由が存在するわけではなく、今の生きている環境が結婚に縛られない社会を提供しているのかも知れません。ただ、静かに周りを見渡せば、素敵に思えるカップルがあちこちで生活しているのです。そこで、私たちがその憧れの姿を見せていけるならば、身近な存在として誰かの人生に良い影響を与えられるのかも知れないのです。
逆に、「あんな夫婦にはなりたくないな」というような姿を見せることが多ければ、躊躇させてしまいます。つまり、両親としての責任ある生き様を見せていくことが今の私たちにも求められているように思います。
どんなことでも人任せにしないで、自分たちが主体者となることで、国の施策よりも有効な手立てになれる可能性があるのではないでしょうか。
2.出歩くことで直接感じられる光景
それは、私が孫と一緒に病院を訪れた先日のことです。ちなみに、この病院での付き添いは子供一人に親一人という決まりなのですが、外国人のパパは平日の病院にもママと一緒に子供の検査に来ています。そのご夫婦は子供といかにも楽しげに過ごしています。だからなのか、誰も何も指摘しません。こんな姿を小さな時から見て育った子は安心して結婚、出産をするのではないでしょうか。このように平日にも関わらず、ママだけでなく、パパも一緒に子供を育てている姿を見せることはとても大切なことなのだと確信しました。
しかし、私はこれをして来なかった。そのことをずっと後悔しています。
3.昭和時代の人生
未婚率上昇の一因として、日本では男性が悪い印象を与えて来たのではないかと感じています。つまり、『男は仕事、家庭は女』みたいな幻想をずっと持ち続けて来たのです。しかも、なんの不思議もなくです。現代ではそのような考えは一切認められません。ただ、リタイアして改めて感じるのです。妻に対して「本当に申し訳ないことをしてきた」と。
だからこそ、昭和世代の人間こそは若者の良き理解者となりつつ、子育てが終わってからも仲の良い夫婦の姿と元気に前を向いている人生を見せていかなければならないのです。それが「先を生きてる私たち」昭和世代の責任であるとも感じています。
もちろん、世の中を変えるには膨大なエネルギーが必要になります。でもそのエネルギーも一人ひとりがその変革への意識を持ち続けたらどうでしょうか。案外、短い期間で変革への兆しが見えてくるのではないでしょうか。施策だけでは進まないのです。つまり、一緒に主体者となって動くことで何かが弾けて行くのです。
4.これから目指す新しい生き方
私たちは子供を育てることで単に人口を増やして来た訳ではありません。それよりも、彼らの新しい人生を作って来たのです。もちろん、その前に私たちは夫婦になることで新しい人生を歩んで来たのです。
自分だけの人生ではなく、色々な人の人生に関わっていく、関わって来たということが、また新たな人生を作って行くことになるのではないでしょうか。
そのためにも「先を生きてる私たち」は自分たちの人生を若者たちが憧れる人生に変えていく「責任」があります。かと言って、自分自身を振り返った時に、まだまだその域には遠く及びません。でもその意識だけは持ち続けています。ただ、今はこの考えを広げて行くことができたらなあと思って行動しています。
5.終いに
今は昭和時代に比べて遥かにコミュニケーションが取りやすい環境にあります。その上、情報もすぐに広がります。こんなに便利な世の中になったのだから、もっと積極的になって動いてみましょう。ただ、そうは言っても簡単なことではありません。だから、上手くいかないかも知れませんが、大事にならないように情報や知識もいっぱい取り込んで行くことを同時に求められます。
そのためにも笑顔と笑い声の多い生活、眉間に皺を寄せない日々の姿を見せて行きましょう。決して結婚した方が良いよとそれだけを勧めている訳ではありません。ただ、今の空気は国とかの施策だけでは解消されないと感じています。
それには、みんなの力が必要です。
先ずは、毎日笑顔を忘れずに、夫婦仲良く、美味しいと言い合いながら食事をしましょう。
今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます。
2025年7月31日 さえき ひかる


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