未来ではなく「先を生きてる私たち」が憧れの姿を見せる意味

せせらぎと親子広場
河川敷にこんな憩いの場所が!

 長いこと少子化について議論されて来ていますが、自分の周りでも未婚者が多いと実感されている方は多いでしょう。国を挙げての施策だけでなく、並行して「先を生きている私たち」にもできることがあるのではないでしょうか。

 それは、現在の若者にとっての未来の姿ではなく、「先を生きてる私たち」として、若者に希望や憧れを持ってもらえるような存在になることが求められているのではないでしょうか。

 

 結婚を意識したときにもう一度確認したいポイント

 

目次

  1. 自分たちにできること
  2. 出歩くことで直接感じられる光景
  3. 昭和時代の人生
  4. これから目指す新しい生き方
  5. 終いに

 

1. 自分たちにできること

 「救われた人は救う人になる」というキャッチコピーを耳にしたことはありませんか。本当にそうであって欲しいものですね。

 今、生涯未婚率が上がったと言われていますが、それでもまだ結婚する人は多いでしょう。同時にパートナーを持たずに一生を終える人も増えてくるでしょう。要は自分にあった、自分が求めている人生を送れれば良いのですが、何故こんなにも未婚者が増えて来ているのでしょう。

 誰かのせいにして、自分の人生を決めるのは残念なことです。況してや国の施策のせいや、両親のせいにしてはいけません。悪いという訳ではなく、自分として望まない方向ばかり見ていては後悔することも出てきます。静かに周りを見渡せば、素敵に思えるカップルがどこかに居るはずです。そうなのです。私たちがその憧れの姿を見せていけるならば、身近な存在として誰かの人生に良い影響を与えられるのかも知れません。

 どんなことでも人任せにしないで、自分たちが主体者となることで国の施策よりも有効な手立てになれる可能性があると感じています。

 

2.出歩くことで直接感じられる光景

 私が孫と一緒に病院を訪れたある日のことです。外国人のパパは平日の病院にもママと一緒に子供の治療に来ています。この病院での付き添いは子供一人に親一人という決まりなのですが、そのご夫婦は子供といかにも楽しげに過ごしています。だからなのか、誰も何も言いません。こんな姿を小さな時から見て育った子は安心して結婚、出産をするのではないでしょうか。ママだけでなく、パパも一緒に子供を育てている姿を見せることはとても大事なことのように思います。

 私はこれが出来なかった・・・。

 

3.昭和時代の人生

 未婚率上昇の一因として、日本では男性が悪い印象を与えて来たように思います。『男は仕事、家庭は女』みたいな幻想をずっと持ち続けて来たのです。それもなんの不思議もなくです。現代ではそのような考えは一切認められません。リタイアして改めて感じるのです。「本当に申し訳ないことをしてきた」と。だからこそ、昭和世代の人間こそ、若者の良き理解者となりつつ、子育てが終わってからも仲の良い夫婦の姿と元気に前を向いている人生を見せていかなければならないのです。それが「先を生きてる私たち」昭和世代の責任であるとも感じています。

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 世の中を変えるには膨大なエネルギーが必要になります。でもそのエネルギーも一人ひとりがその変革への意識を持ち続けたらどうでしょう。案外、短い期間で変革への兆しが見えてくるのではないでしょうか。施策だけでは進まないのです。一緒に主体者となって動くことで何かが弾けて行くのです。

 

4.これから目指す新しい生き方

 私たちは子供を育てることで単に人口を増やして来た訳ではありません。彼らの新しい人生を作って来たのです。勿論、その前の夫婦になることでも新しい人生を歩んで来たのです

 自分だけの人生ではなく、色々な人の人生に関わっていく、関わって来たということが、また新たな人生を作って行くことになるのではないでしょうか。

 そのためにも「先を生きてる私たち」は自分たちの人生を若者たちが憧れる人生にしていく「責任」があります。かと言って、自分自身を振り返った時に、まだまだその域には達してはいません。でもその意識だけは持ち続けています。この気持ちを、考えを広げて行くことができたらなあと思って行動しています。

 

5.終いに

 今は昭和時代に比べて遥かにコミュニケーションが取りやすい環境にあります。情報もすぐに広がります。こんなに便利な世の中になったのだから、もっと積極的になって動いてみましょうよ。多くの失敗をするかも知れませんが、大事にならないように情報や知識もいっぱい取り込んで行くことも同時に求められます。

 そのためにも笑顔と笑い声の多い生活、眉間に皺を寄せない日々の姿を見せて行きましょう。決して結婚した方が良いよとそれだけを勧めている訳ではありません。ただ、今の空気は国とかの施策だけでは解消されないと感じています。

 みんなの力が必要です

 今回もここまでお読み下さり、ありがとうございます。

2025年7月31日     さえき ひかる

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