いつまでも故人を大切に思い続けておられる皆様。ちなみに、特に故人が家族であった場合、その故人が願っている事はただ一つ!それは『残った家族の幸せ』なのだそうです。
今回のタイトルの『深い一言』とは、父親の納骨式でお坊さまがお話しされた内容なのです。その時にお坊さまは『今は亡き最愛の人が願っていることはただ一つ』と話し始めたのです。
そのお話を聞いた瞬間に、私の心が晴れ渡りました。まさに「そうなのか!」と感銘と安らぎを与えて戴いたようで、さらに、今後の新しい生き方へと繋がるヒントを得たように感じたのです。
目次
1.それは突然に
実は、父親の納骨式でのことです。墓前で手を合わせ、「母さんとまた一緒になれて良かったね。こちらはみんな元気でやってるからね、心配要らないよ」と私は報告しました。そうして全てが終わった後、お坊さまが「最後にお話しさせて戴きます。皆さんは墓前で手を合わせて、色々なことをお話ししたり祈ったりされているでしょうが、故人が浄土から願っている事はただ一つなのです」と突然、話し始めたのです。
2. 最愛の人が願っている事はただひとつ
続いて、「それは残された家族の幸せなのです。つまり、みんなが幸せに過ごしてくれることだけを願っているのです」と話されました。なんと言うのでしょう!そのお話を聞いた瞬間に目の前が、心が晴れ渡ったような感じになりました。こうして残った家族は愛する家族が浄土に行ってからも心配をしているけれど、あちらでは「もう心配は要らないよ、みんな幸せになりなさいよ」と願っているというではありませんか。本当にこの言葉は私の心に突き刺さりました。
3. 新たな気持ちで手を合わせる
さらに、「ですから皆さんはこれから墓前や仏前で手を合わせる時には、改めて故人がみんなの幸せを願っているということを思い出して欲しいのです。そのためにも、故人が安心出来るように、心新たに家族みんなが幸せに暮らしているか、お互いに助け合っているかを確かめ合って、その願いに応えてあげるように念ずるのです」とお話しされました。
お墓参りはいつもこちらからだけのお祈りだけになるけれど、それよりも相手の気持ちに応えてあげることの大切さにも触れたように思いました。その上で、これからは手を合わせる時だけでなく、いつもその故人の願いを心に新しい生き方をして行こうと刻みました。
4. 追記
本日のブログは3日前の出来事を記しています。もちろん、お坊さまのお話はいつも感銘を受ける事が多いのですが、今回のお話は特に私には尊いものでした。ひいては、このような心持ちで生きていくことが新しい生き方に繋がるのではないかと思っています。
特に何よりも、このお墓は母が亡くなる1年前に自ら探し求めて決めた墓地だと聞いて、尚更、母の喜びまで感じ取ることが出来ました。
今回のブログは皆様の悩みや心配事に応える記事ではありませんが、少しでも見て下さった方の心に残ってくれればいいなと思っております。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
2023年5月30日 さえき ひかる


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