触れてみたい “ 外国人旅行者のすばらしさ ”

外国旅行には発見がある
外国人旅行者の素晴らしい発見

 何と言ったってやっぱり日本人が一番だと思っている方おられませんか。試しに今、日本を訪れている外国人の方々と身近に接してみてはいかがでしょう。意に反して『外国人旅行者ってすばらしい!』と感じる瞬間が多くあることに気づきます。

 海外から日本に来られた方の日本の評価として、よく親切・礼儀正しい・規律を守る・街がきれいとかありますが、そういうことを事前に学んだ上で日本に来た旅行者はその評価と同じように接するのでしょうか、それとも私たちが知らないだけなのでしょうか。

 何故そのように感じたのかというと、自分自身が国内旅行で外国人と多く接する場面では、逆に外国人の行動に驚くというよりも、時に日本人よりもすばらしいんじゃないかと思うことが多くあるのです。

 それでは今回の5日間の旅行で味わった『外国人旅行者ってすばらしい!』と感じた瞬間を味わってください。

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目次

  1. 新幹線の乗り降りで
  2. バスに乗ったら
  3. エレベーターの中で
  4. ホテルのレストランで
  5. 終いに

 

1.新幹線の乗り降りで

 月初めに私たちにとっては久しぶりの長期旅行に出かけました。大きなトランクに二人分の荷物を入れて引っ張りながらです。心配したほどではなく、電車の中はそれほどの混雑に遭遇することもなくスムーズに新幹線に乗ることが出来ました。

 指定席に来てさあトランクを棚に載せようと持ち上げました。ところが思いの外重くてもう少しのところで持ち上がらなかったのです。よし!と持ち方を変えて今度こそと持ち上げたら何ていうことでしょう。後ろに座っていた外国人の男性が手を差し伸べて一緒に持ち上げてくれたのです。すぐにお礼を述べたらニコッとしてくれました。とっても嬉しく感じた『親切』の一瞬です。それにしても自分自身は「こんなにも力が衰えていたのか」とショックでした。「よし、下ろす時にはこういう方法で下ろせば問題ない」と気分をチェンジして、妻との会話を楽しみます。

 さあ、降りる駅に到着です。トランクを上手く下ろすぞと体勢に入ったら、何とまた後ろの同じ男性が手を添えてくれたのです。50代から60代のご夫婦のように見えました。丁寧にお二人にお礼を述べて車外へ。そうしたらそのご夫婦も同じ駅だったようで先に降りて下りのエスカレーターに乗っているではありませんか。そこで私たち夫婦は立ち止まってその二人に手を振ったら、タイミング良く気付いてくれてまたお礼を。お互いに笑顔で、しかも相手の方も喜んでくれたように感じました。

 それにしても『外国人旅行者ってすばらしい!』と、そう思わずにはいられませんでした。日本も評判が良いけど、外国人は何とも言えない笑顔で対応してくれることに感心しました。心温まるスタートになったのです。

 

2. バスに乗ったら

 次にホテルにトランクを預けてからバスに乗りました。ちょっと遠くまでです。途中のバス停からの利用なので座る席はもうありませんでした。覚悟していたので問題はありません。ところが背中を軽く叩く外国人の女性が二人いて、何と席を譲ってくれたのです。まだ20代の若い女性たちでした。それではと好意に甘えることにしましたがこれにも驚きました。バスに乗るや否やの出来事です。

 1日に続けて2回も人の『親切』に触れられるなんて、しかも外国人。これじゃあ、日本も置いていかれるのではないかと思ったりしました。しかもこんなに素早い対応はなかなかです。同時にまだまだ若いと思っていた私たちはショックも隠せませんでしたが。

 

3. エレベーターの中で

 翌日の朝、エレベータで階下に降りる時です。途中から乗って来られた外国人のご夫婦が挨拶をしてくれました。なんか嬉しかったですねえ。こいう挨拶は日本人には出来ない習慣です。遅ればせながら挨拶を返しましたがお互いに笑顔で気持ちの良いものです。

 上りのエレベーターでは途中で乗って来られた外国人に今度はこちらから挨拶しました。思った通りです。とてもフランクに笑顔で返してくれました。気持ちの良い朝のスタートでした。

 

4. ホテルのレストランで

 3日目の朝のレストランで偶然に見かけた若い外国人の女性が食事している姿。チラッと見えた時の食事の所作の何と美しいことか!しかも優雅!こうでなくてはならないと反省しきり。それにしても本当に外国人から何気なく学ぶことの何と多いことか。外国人に触れることの意義を再確認しました。

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5. 終いに

 時に外国旅行に行かなくても、今では国内でも周りは全て外国人という状況になることはよくあるし、国内で外国人の素顔に触れることも出来るようになりました。出かけることの大切さ、異文化に触れることの貴重さ、外国人から学ぶすばらしい習慣に触れたことで、もう『日本』だ『日本人』だと言ってる場合ではないことに気づかされます。

 堂々と外国人に触れる機会を多く持ちたいものです。また、私にも何か『新しい生き方』が見えてきたように思います。

 今回もここまで読んで下さりありがとうございます。少しでも皆様の心に残って戴けたらと思っています。

2023年10月10日     さえき ひかる

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