その道で成果を出されている人たちは、いったいどの様にして結果を出して来たのだろうかと思われている方はおられませんか。同じく、幸せそうで穏やかな人たちはずっとそうだったのかなあと思うことはありませんか。しかし、どんな人もみんな悩んで悩み抜いた先に今があるのです。
その道で成果を出されている人は、才能と環境に恵まれて成功されていると思いがちですが、実はそうではないのです。どんな人だって、みんな『悩んで悩み抜いて掴んだ今の姿』なのです。時には絶望の淵に立たされたこともあるでしょう。でも、それを乗り越えての今があるのです。また順風満帆に来たと言われる人でもMaxの状態がずっと続くことはありません。その後において相当悩んだ時期があるはずです。
つまり、そのような成功者たちは試行錯誤しながら、色々な手を打って悩みを克服して来たのです。それゆえに、人生の重みや厚みがあります。そして、みんな悩み抜いた先に今があるのです。
しかし、どのようにしてその人たちはチャンスをものにして来たのでしょうか。ましてや、それは私たちにも通ずるものでしょうか。
目次
1.現状は今までの歩みの結果
確かに、『現状は今までの歩みの結果』というこの言葉は認めざるを得ないかなと思います。言い換えれば、色々な場面で決断して来た結果とも言えるでしょう。特にターニングポイントではその決断に臨んで相当悩んだはずです。でもそうしながら、いつの間にか習慣化されて来た姿もあるでしょう。もちろん、深く悩まずに決めている事も沢山あるはずですが、その結果が今の自分の姿なのです。
仮に、今の現状に後悔があるとするならば、それは先ず悩むことが少なかった。次に悩んで決めたのに途中で止めてしまった。あるいは挑戦しなかったということかも知れません。
このように考えると、結果はどうであれ、今までの自分の人生を肯定できませんか。さらに、肯定することで、ああすれば良かった、こうすれば良かったという思いはなくなります。そして誰々の所為にすることもなく穏やかに受け入れてこそ、またこれからのチャレンジできる人生を楽しみだと思えるようになるのです。
2. 悩みを克服して得たもの
それでは、その人たちはどのようにして悩みを克服して来たのでしょうか。まず一つの特徴として、自分の強みと弱みを認識していたと考えられます。それゆえに、悩みながらもその強みを活かす方法、弱みを強みに変えていく努力を怠らなかったはずです。何とかしなければと悩みながらも一つの手を打っては反応を確認して、また次の手を打っていく。その地道な悩み克服への葛藤が、ある時に花開くのです。
つまり、悩んで悩み抜いた結果を行動に移し、その地道な努力の甲斐あってチャンスを見逃さず、それをものにしたのです。中には『コンプレックスを最大の武器』にして成功された方もおられます。
そうして克服した後に得たものは、寄り添ってくれた家族や仲間、そして認めて下さった会社やお客様に対する何よりも尊い『感謝する心』ではないでしょうか。もちろん、楽しんで生きている実感もあるはずです。
3. チャンスは訪れたのか、掴み取ったのか
とはいえ、悩んでいる最中には何をやっても上手くいかないことがあります。その上、「本当にこれで良いのか」とさらに迷うこともあります。それでも自分の力(強み)を信じて継続したからこそ成果を得る事ができたのです。ちなみに、迷ってあれもこれもと右往左往していたら、きっと掴めなかった今の姿に違いありません。
そんな時に、すぐにキレたり諦めていてはその悩みの質さえ変わってしまいます。それでは到底目標に近づくことは出来ません。しかも短い期間に成果が出ないからといって投げ出してしまえば、それが習慣となってしまいます。さらに、何をやっても長続きしない人になります。そして何よりもチャンスを掴むことは出来ません。
悩んで悩み抜いてある地位を掴んだ人たちは、試行錯誤している時に『チャンス』をキャッチ出来ているような気がします。つまり、動くこと、挑戦していることで見えて来るものがあるのです。そうなのです、間違いなくチャンスは訪れます。でもそれに気づかなければ掴み取ることは出来ません。そうは言え、悩んでいる時には思考回路もフルに動いていますから、ちょっとしたヒントでも自分のものに出来るのです。そして浮かんだアイデアはすぐに記録してアイデアの連鎖を回し続けます。そうして悩み抜いた先に今があるのです。
4. 終いに
おそらく、チャンスをものにした人たちは知っています。つまり、ちょっとした気の緩みや調子に乗ってしまうことで問題を起こしてしまうことを。一種の『危機管理』ができているということです。
しかも、信頼を失うのは一瞬の出来事です。あなたは気を抜いた時でもみんなから愛されるほうでしょうか?ちなみに、誰も自分を助けてくれる人が居ないような仕事のやり方や付き合いをしていては、あらゆるものを一瞬で失う瞬間が訪れかねません。
さらに、普段から自らを律して誹謗中傷の類いを口にしない人ならば、きっと気が緩んだ時でも問題発言はしないでしょう。そこで、いかに普段の生活や誰にも見られていない時の姿勢や言動が大切かということを改めて自覚するのです。
こんな生き様を肝に銘じていれば、まだまだ頑張って生きていけるはずです。
今回もここまで読んで下さりありがとうございます。
2023年8月30日 さえき ひかる


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