子供夫婦と同居されていない皆様。ちなみに、不思議なことですが、子供たちと離れていても楽しかった思い出は代代つながるもののようです。さらに、そんな子供たちの姿を見ていると、なぜ楽しい思い出が必要なのかが見えてきます。その上、夫婦だけの生活の中でも、子供たちとの過ごし方ひとつで活力が湧いて来るのを感じます。
ところで、皆様は如何でしょうか。こうして3rdステージ(リタイア後の人生)を生きてるからこそ感じられる『家族の絆』があると思われたことはありませんか?
私の場合、子供たちに生活の上で「将来はこのようにしなさい」と伝えたことはありません。ましてや孫には何にも話さないし、まだ理解出来る年齢でもありません。それなのに、寂しかった経験は味わいたくないのか、自然にスルーしているようです。逆に楽しかった思い出は何度も味わおうとして子供たちの方から動きます。なぜか、本当に不思議なことです。
例えば、クリスマスとか年末年始、そしてキャンプ。いつの間にか親主導ではなくなって、子供たちから誘いの声をかけてくれるように変わってきます。しかも、各家族がみんな集まってきます。本当に不思議ですねえ。特に年末年始集の集まりは多いだろうと思いますが、1歳に満たない孫を連れたキャンプはやはり珍しいのではないでしょうか。
それにしても、多分、子供たちが小さい時に味わったであろう「自分たちで選択出来なかった寂しい経験」はものの見事に我が子には味わせまいと未来を選択していますねえ。
そうなのです。教えもしないし、勧めてもいないのに自然に『楽しかった思い出は代代つながる』もののようです。
目次
1.どうして楽しかった思い出は代代つながるのでしょうか
それは「いつの時もみんながそれぞれの役割を担いながら、仲良く楽しく過ごせた記憶が消えないから」だと思います。そして、何よりも日常からリセットされることで、同時に活力を貰えるからでしょうか。とにかく、何度やっても翌日は「昨日は楽しかったね」しかないのです。つまり、そんな集まりは自然に親から子へ、子から孫へとつながるのですね。きっと、孫からひ孫にもつながっていくことでしょう。
逆に「自分たちで選択出来なかった寂しい経験」とは、一番は親の転勤でしょうか。子供たちに「故郷」と呼べる「思い出の地」を残して上げられませんでした。これはいつまで経っても私自身の心残りです。ちなみに、それは幼友達が少ないということでもあり、今でも可哀想なことをしたなと思うことがあります。
2. 何故みんな集まるのでしょうか
先ず、各々の夫婦仲が良いということでしょうか。さらに、実の子供を通して各家庭とのコミュニケーションがとても良いのです。これは親がそう育てたというよりも『類は友を呼ぶ』というのでしょうか、気の合った家族の集まりになります。
そして、そんな場での親の役割として大切なことは『どの子の家族にも公平に接する』ということですね。
3. どうしたらこれが続くのでしょうか
要するに、恒例行事にするというか、なって行くので大切にして楽しむことです。そして誰かに負担がかかり過ぎないような配慮が自然に出来ていることですね。
ひょっとしたら、もっと大切なことがあって、それは「絶対に身内の悪口や陰口は口にしない」ということかも知れません。間違いなく、微妙に伝わるはずです。でもそれを意識しない生活が送れているということは素晴らしいことなのです。
4. 終いに
子供たち夫婦との楽しいひと時を過ごすことによって、子供や孫は元気と活力を与えてくれる存在なのだということに気づきます。それは学童保育やベビーシッターの経験からも感じています。ちなみに、親子同居時代はそれが自然であまり感じなかったけれど、別家族になって初めて感じる喜びでもありますね。さらに、歳は気にしないで声がかかる限りはいつまでも一緒に楽しみたいものです。そうして『新しい生き方』に繋げていくのです。ぜひ皆様もキャンプに限らず自然界での家族の触れ合いを楽しんで過ごされたら如何でしょう。
もちろん、偶にはこちらから楽しいイベントの声を掛けたいものです。
今回もここまで読んで下さりありがとうございます。
2023年11月10日 さえき ひかる


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