最近はあまり聞かなくなったような「豊かな人生」について、考えられている方はおられるでしょうか。さて自分なりに心豊かな人生を送るためにはどんなことが求められるのでしょうか。
一般的に「豊かな人生」と言われても、人それぞれで求めるものが違っていますよね。勿論、お金がいっぱいある人生も豊かだとは思いますが、ここではお金を離れた『心豊かな人生』について、しかも自分にとっての『心豊かな人生』とはどのようなものなのか、それを何気ない行動の中に見つけて行きます。
目次
1. 自分なりの『心豊かな人生』とは
自分の場合は、先ず笑顔と笑い声の多い生活をすることでしょうか。次には多くの感動を味わえる生活。3番目が愛ある生活のように思います。
そうは言っても、定期的に豪華客船でのクルーズや海外および国内旅行のようなちょっと長期の観光が出来る生活にも憧れます。しかし、それを若い時から続けていれば確かに「豊かな人生」と言えるでしょうがリタイア後では違うかなと思ってしまいます。
そうなのです、お金からは少し離れて日常的に感じられる『心温まる想い』が続く生活こそが『心豊かな人生』なのです。
2. 無償の行為
昔読んだ本の中に「『無償の行為』をすればするほど人生が豊かになってくる。巡り巡って返ってくる。」と言う言葉がありました。今でも頷けますねえ。この行為自体は尊いものですが、中々できることではありません。そうは言いながらも「赤い羽根共同募金」とか、大災害時に「支援募金」などをされた方は多いのではないでしょうか。でもその時に『心温まる想い』を感じたでしょうか?
ここで言ってる『無償の行為』はやはり直接金品で誰かのためになるような行為ではなく、同様に見返りを求めない行為でもボランティアみたいなものでしょうか。例えば、地域のための美化運動や防犯活動そして子供達を事故から守る活動などがありますね。その他には誰か困ってる方のお世話や相談事を聞いてあげて対応する活動もそうでしょうか。
どれもこれも尊い行為です。
3. 何気ない行動の中にある『心豊かな人生』
そうなると『無償の行為』を続けることは中々に難しいと思わざるを得ません。そこで、こんな行動はいかがでしょうか。
自分が住んでいる近くにあるちょっとした山道あるいは小道を散歩します。そんな道ですから多くの人に出会うことはありません。先ずこんな道を歩くことで自分自身の気持ちが高揚します。そこでは偶に出会う人と挨拶を交わすことがあります。まるで登山の時のようですが、未舗装の道ではこんな気持ちになるものです。
高齢者の女性に「こんにちは」と声をかけると思わぬ返答がありました。「声を掛けてくれてありがとうございます」と。思わず「いえいえ、大丈夫ですか?」と返します。「ゆっくり歩いてますから大丈夫ですよ」と杖をつきながら歩いて過ぎ去って行きます。この時の感覚をお分かりになられるでしょうか。
次はお子様連れの家族に会いました。しっかりと目が合います。そして自然に挨拶を交わすと、小さな子供まで少し遅れて挨拶を返してくれます。その子供を見るご両親の笑顔と私の笑顔。
3人目は同じ年代のご夫婦。こちらはお二人とも満面の笑顔で挨拶を返してくれました。
こんなところにも自分なりに心豊かな人生があるのです。その他には育てている観葉植物や花の成長に気づくことでも豊かな気持ちになれます。そう、変化に気づくということが案外心を豊かにしてくれるのです。多分、このように心温まる日常は他にも沢山あるはずです。
こんな自分なりに心豊かな人生を送るための行動でしたら、皆様にもあるのではないでしょうか。それを大事にしていく習慣がそれこそ『心豊かな人生』だと思えるのです。
4. 終いに
『知らない誰かに声をかけてみる』
時には嫌な思いをすることもあるでしょう。でも挨拶がコミュニケーションの始まりです。そんな挨拶だけでも心豊かな気持ちになれる経験を継続して行きたいものです。きっとその先に『新しい生き方』が見つかるはずです。
今回もここまで読んで下さり、ありがとうございます。
2023年12月5日 さえき ひかる
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