サラリーマン退職前にやっておきたい “ 5つの必須アクションプラン ”

この先に待っているもの
今、新しい世界に踏み出す

 退職予定が決まっている方おられませんか。定年、退職後は新しい世界に変わり変身するチャンスです。その為に退職する前にやっておくべきことをリアル経験者としてお伝えします。

 日々の生活に変化を与えながら、新しい生き方を見つけるために退職前にやっておくべき “ 5つのアクションプラン ” です。退職は変身するチャンスです。その変身を楽しみながらチャレンジして行きたいものです。将来を考える中で少し高くても欲しい物があったら収入がある内に購入しておく事が基本です。買い物でワクワクしながらその日を迎えましょう。

 サラリーマン退職後にやりたい “ 5つの必須アクションプラン ”

 

目次

  1. 健康のこと
  2. 人間関係のこと
  3. 将来設計のこと
  4. 身近なこと
  5. お金のこと
  6. 追記

 

1. 健康のこと

 健康保険については、退職後に国民健康保険に加入する方法と勤務先の会社で加入している保険を継続する『任意継続』とがあります。『任意継続』については退職後は会社負担がなくなるので退職時の約2倍の金額が2年間変わらずに継続されます。国民健康保険は自治体に行って2年分の大凡の金額を直接確認しましょう。『任意継続』については、その制度そのものがない保険組合があるので、組合の支部か本部に確認しましょう。その上で2年間の合計額で安い方を選択すれば良いと思います。

 自宅から近い病院での人間ドックを受けておきましょう。補助がある場合が多いので在職中に受けた方が良いですね。そして退職後もそのデータが継続され自分の体調の変化を確認する事が出来ます。

 生命保険は夫婦二人だけならば、死亡保険金は少なくても入院や手術費用に重きを置いた保険に切り替えることをお勧めします。ネットで簡単に入れる保険や全国共済もお勧めです。年齢的に加入出来ない保険もありますので早めに確認しましょう。一人当たり数千円/月で収まるようにすると楽ですよね。

 体組成計は必須アイテムだと思います。最近ではスマホと連携出来るものもあります。アプリでもグラフ表示出来るアプリをダウンロードして退職前の各数値が、退職後どのように変わって行くかを確認出来れば、健康に対する意識が高まってきます。毎日記録することで運動への意欲も高まって来ます。

 iPhoneをお使いの方は『Apple Watch』を購入することをお勧めします。収入があるうちに買っておきたいものです。健康意識の向上に繋がりますし、楽しいです。(内容は次の記事でと思っています)

 

2. 人間関係のこと

 唐突かも知れませんが『遺言書』を書いてみる事をお勧めします。当然、家族の事が主になるでしょうが、書く事によって今後の生き方が見えて来ると思います。すると家族の延長上でその他の方との関係も見えて来るのです。正式でなくても良いのです。先ず一度書いてみるのです。初めての『遺言書』はきっと涙が溢れて来ます。特に配偶者との関係は大切です。その上で退職前からやっておくべき事は始めて行きましょう。

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 会社関係の方は基本的に “ もう会う事はない ” と思って挨拶しておきましょう。生き方を変えて行くチャンスでもあるので過去を断ち切るくらいのつもりが必要かと思います。それでも大切な方は年賀状だけでなく会う機会も生まれますので心配は要りません。何よりも優先するのは家族になります。

 学生時代からの友は何の変化もありません。気にする事はありません。退職してから変わった自分を見て驚かせるくらいのつもりで生きて行きましょう。

 

3. 将来設計のこと

 家族との関係は大丈夫でしょうか?仕事優先で家庭を顧みなかった方あるいは休日でも自分一人で出掛けていた方は退職後はどうするのか、よく話し合っておきましょう。残りの人生はそんなに短くはありません。楽しく暮らす関係でないと折角の引退後の生活を笑顔で過ごせなくなります。

 終の住処をどうするのかは大事です。それによって新しいステージへの向かい方が変わってきます。私の周囲でも、現在の家を売却して地方で住み始めた方がいます。現在の家は貸して田舎に帰った人もいます。これは年金以外の副収入としてずっと家計費を支えてくれる点で是非とも考えたいものです。また早くからシニアマンションに入られる方もいます。

 お子様がおられる方は将来的に同居を考えていますか?また、自分たちのご両親は今どうなさっていますか?それぞれの家庭の事情がおありでしょうから一概には言えませんが、今後を見据えた上で一番大切な事は、どの暮らしが自分たちにとって楽しく暮らせるかだと思います。周りの家族がいる中でのふたりなのですが、一度決めて家族に伝えればスッキリしてスタート出来ます。

 

4. 身近なこと

 ピアノを購入するのは如何でしょう。勿論おふたりに興味がなければ不要ですが、ピアノのある暮らしはまた違った世界になるのではないでしょうか。収入がある内なら買いやすいと思いますし、退職後の生活が楽しみになります。

 自己投資も必要です。自分専用のパソコンを購入しておきましょう。iPhoneをお持ちの方は『MacBook』の購入をお勧めします。自分自身は現役時代がWindowsでしたから同じものにと思っていましたが、MacBookにして正解でした。操作に慣れるまでに少し時間はかかりますが、iPhoneとの相性が良くて便利です。何よりも新しい事にチャレンジするのは楽しいものです。

 『Apple Watch』も手に入れたらいかがでしょう。前述した様に健康には勿論良いのですが、時計として腕に巻いてるだけで、電車の乗降り、買い物、電話、LINEやメール確認、その他の通知も見られます。振動で教えてくれるので気付かない事もなくなります。その他にもありますが、一番は文字盤を気分に合わせて瞬時に変えられる事です。気分が高揚します。

 

5. お金のこと

 基本的な考え方は “ 貯金はあくまで一大事の時に使う ” です。“ 生活費は年金+αで賄う ” 気持ちで臨みましょう。

 年金額については必ず事前に年金事務所に行って年金額の繰下げ試算をしてもらう事をお勧めします。ねんきん定期便でも大まかには掴めますが、もしもネット上に流れている繰下げについて、年金(総額)が 0.7%/月ずつ増えると思っていると落胆してしまう方も出てきます。65歳を過ぎれば、確かに基礎年金部分は勤務の有無に関係なく増えて行きますが、厚生年金部分については元になる金額が人それぞれで異なります。特に65歳を過ぎても働いている方はがっかりしない為にもネットではなく、直接、自分で確認しましょう。退職後の人生設計に影響を与えます。

 自社株はお持ちでしょうか。株価のことに詳しくなくても他の会社よりは自社の経営状態は分かるでしょうから、配当金の事も考慮した上で維持しておく事をお勧めします。株主総会資料等からも情報が入って来ますので安心です。退職後は売却と言うよりも配当金が元気を与えてくれます。

 退職金が出るならば、NISAのことも考えておきましょう。貯金を切り崩す生活ではなく、年金以外にも入って来るお金があるのは楽しく過ごす上でも大切なことです。売却で利益を得るという考え方ではなく、配当金の多い会社を選ぶのです。株価の変動はそう簡単には分かりません。当然、特定口座でも構いません。こちらは配当金にも20%程度の所得税がかかりますが、年間120万円の枠がないのでお金に余裕のある方は検討の余地ありだと思っています。例えば、配当金が年間12万円あったとすれば、月々の年金が1万円アップするみたいなものですから案外助かります。年2回に分けて配当されますが、月々の生活費以外の固定資産税や車検代に当てるのも一案です。

 住宅ローンが残っていたら、何とか退職と同時くらいに全額返却したいですね。早めれば金利分、総支払額が減額になります。難しいようでしたら、週に何日かは働くという選択肢も残しておきましょう。ローンが残っているのに年金だけで生活するのは厳しいと考えるべきです。

 好きなことで稼げないかなという事も考えておきましょう。もう人に使われるのではなく、それこそ起業もありかと思います。その気になれば出来ない事はないと思っています。

 

6. 追記

 今、私がこうしてブログを書いているのもサラリーマン退職前にやっておくべきだと考えていたことです。収入にはなっていませんが、色々と考えながら『MacBook』に向かっている時間は充実しています。頭も使いますし、指先も使うのでこれまた脳の健康にも良さそうです。ひとり静かに考える時間があるって貴重ですし、案外楽しい時間です。誰かのためになればと思ってやっているのですが難しいですね。次回は『退職後』を予定しています。

 ここまで読んで下さりありがとうございます。

2023年5月20日     さえき ひかる

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