感動を追いかけたい “ 今すぐに味わえる何でもないような3つの感動 ”

3rdステージを生きる
シニアになっても挑戦し続ける

 最近、感動することが減ったなあと思われている方おられませんか。『感性』を意識していれば『何でもないような感動』を沢山味わえます。挑戦し続けることで感動に溢れた人生を送りたいものです。

 体全体を震わす程の大きな感動から心に少しだけ触れるような小さな感動まで大小様々な感動がありますが、それに気づく『感性』がないとどんな事象も通り過ぎていくだけでしょう。感動は自分が何かにチャレンジしたり、習慣を変える事によっても味わえるものなのです。

 「なんだそんなことで感動するの?」と言われそうなことでも、自分で感動すれば、それがまた新たな挑戦、『やってみよう』という『力』になっていくのです。今回はこの歳になって気づく本当に『なんでもないような感動』を3つ紹介します。

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目次

  1. 洗顔フォーム
  2. 日傘
  3. 料理メニューを考える
  4. 終いに

 

1.洗顔フォーム

 私には朝起きて顔を洗う時に石鹸で洗う習慣はありませんででした。多分、その昔、妻からは勧められていたのかも知れませんが軽く受け流していたのでしょうねえ。そんなことはよくあったのだろうと最近つくづく思います。それが証拠に会話で指摘されることが多いですから。

 ある時、その妻が何気ない会話の中で「一度この洗顔フォームで顔を洗ってみて。気持ち良いよ」と言ったので、「そうなの?じゃあ使ってみようか」と洗ってみました。テレビのコマーシャルや番組でも泡を転がすように軽く洗うのだということを聞いていたのでそのようにやってみたら、なんということでしょう。きめ細かな気泡を感じて気持ちの良いこと!擦って洗っていないのに肌はすべすべ!そして少し良い香りも。あの脂ぎった額や頬の感触がまるでなくなり、爽やか!「男が洗顔フォームで顔を洗うなんてことはない」だろうと思っていた私には、言うことを聞かなかった反省と初めて触れる感動がありました。

 電車の中で隣の人が違う席に移動した経験もあります。男の臭いがしたのか、私の体臭なのか、はたまた老人臭か。歳を重ねるほどに清潔にしなければダメよと言われて、それを自覚して生活習慣も変えてきたつもりだったけれど洗顔はまだだった。翌日からはもう洗顔フォームで顔を洗う習慣が身につきました。知らないのは私だけで世の男性諸君は結構使っているというではないですか。これは相当に時代遅れでした。

 

2. 日傘

 これまた「男が日傘なんて!」と思っていましたねえ。ウオーキング以外は帽子でさえ被らなかった私が最近やっと外出時には被るようになったばかりです。その私がまさか日傘なんて!

 娘が「強力な日傘よ、使ってみて」とプレゼントしてくれたのです。「え〜!」とありがたさと戸惑いがあったのですが『食わず嫌い』はダメだと暑い日に差して出かけたら、何と暑さが和らぐのは当然なのですが、吹く風が心地良いというか、幾分冷んやりと感じるではありませんか。これは予想外の感動です。そうなるといい気なもので出会うご婦人たちが日傘を差していないのを見ると思わず「これは良いですよ」と声をかけたくなるのには我ながら驚きました。

 今まで決めつけていた自分をまだまだ頭が堅いなと反省。良いと勧められたことは抵抗感があっても『一度はやってみる』ことの大切さを再認識した次第です。

 

3. 料理メニューを考える

 先日、何かのテレビ番組で「出来るとしたらどちらを選ぶ?」という質問で「過去をやり直すか、未来の自分を知るか」という選択がありましたが、私は未来なんてどうなるのか楽しみで仕方ないのにその未来を知りたいなんてことはない。過去だって後悔するようなことはない!なんて強気で思っていましたが、冷静に考えれば子供の世話から家事全般を妻だけに任せてしまっていた事には反省もしているし、もう取り返しもつかないことだと思っていたのです。

 その反省から、今は少しでも妻の手助けになればと家事を手伝うようになりましたが、妻が喜ぶのは何よりも食事を作ってくれることだと思っています。後片付けも喜んでくれますが、それよりはシンク内、排水口の掃除。洗濯よりは洗濯機のメンテナンス。お風呂掃除は見える所だけでなく排水口まで。掃除だけでなく掃除機のメンテナンスまで。このように普段は気づかない所までの家事全てをこなしてこそのお手伝いでないと本当には喜ばれないのです。洗った食器を食器棚に仕舞うまでやって「食後の片付け」であり、その中にはシンク内の掃除も含まれます。

 ですから家事手伝いといっても簡単なことではありません。買い物も言われた食材や家庭用品を買ってくるだけでは駄目なのです。自分で冷蔵庫の中も調べて足りない食材や用品を買ってきてこその買い物なのです。考えてみれば、これがサラリーマンだったらやはり評価されないですよね。

 本当に家事は奥深いものです。やってみて初めて妻の偉大さに気づきます。私なんかはあれだけ働いてきたのに何のプロにもなれてないと悲しくなりますが、妻は間違いなく『家事のプロ』です。

 そんな妻でも頭を悩ませるのは何と言っても「献立」です。今日は、明日はと提案するだけで喜んでくれます。妻が出かける時に「今夜は○○にしよう」と言って、それを作ってご飯を炊いて待っていれば、最高の笑顔で喜んでくれますよ。来客の時のテーブルセットも感謝されます。

 その妻からの「感謝」がちょっとした感動なのです。

 

4. 終いに

 こんな『なんでもないような感動』だったらすぐにでも出来そうな気がしませんか?別に違う内容でも良いのです。そのことで少しでも感動を味わえたならば、その『感動が新たな挑戦意欲を駆り立てる』起爆剤になってくれます。

 感動を追いかけて、絶えず変化することを恐れずに楽しむことでまだ知らない沢山の経験を積むことが出来るはずです。ちょっとした挑戦だと思って楽しんで進んでいきたいものです。

 今回もここまで読んで下さり、ありがとうございます。

2023年7月25日     さえき ひかる

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